FDM3Dプリンターで欲しくなる可能性が高いおすすめアイテム

FDMタイプの3Dプリンターで印刷するのに必要なものは3Dプリンター本体とフィラメントなのですが、実際に印刷を始めてみると色々と小物が必要になってくるのが分かります。

ここではこれからFDM3Dプリンターの購入を検討している方に事前に準備しておくと幸せになれるアイテムを幾つかご紹介していきます。

あくまでも私基準でのご紹介ですので、すべての方が対象にならない可能性があります。

目次
スポンサーリンク

プリント時におススメなアイテム

3Dプリントの最初の難関は1層目がベッドにしっかりと密着するかです。

これが上手くいかないと空中に造形することになって意味不明なモジャモジャが完成することになります。

1層目の定着具合は使用しているフィラメントに大きく左右されると考えています。

ホットエンドの温度設定が推奨範囲かつベッドのレベリングが出せている前提ですが、それでも定着が悪い又はまったく定着しない場合はフィラメントの特性によるものと考えられます。

マスキングテープ

ベッドに貼るだけで密着力を上げる事が期待できます。

ホームセンターに大抵は置いてあります、50mm幅なら見かけますが100mm幅となると見かけたことがないので通販が確実になります。

切って貼るだけなので手間としては少なく済みます。破損したり密着力が落ちてきたら剥がすだけなので簡単です。

難点は造形物に対してテープの幅が足りない場合です。隙間が空かないようにきっちり貼らないと底面に変な段差が出来てしまいます。

シワなしピット

ベッドに直接塗るだけで良く、塗る範囲を変えれば好きな範囲の密着力を上げられます。シワなしピットがあれば他は必要なさそうな気がしますよね。

実際に使ってみると分かるのですがベッドに直接塗るので何度も繰り返すうちにベッド表面が凸凹してきます。そうなったらウエットティッシュや濡らした布で綺麗に掃除する必要が出てきます。

一旦全体を綺麗にしないとムラになるので結構大変だったりします。

マスキングテープとシワなしピットの複合技

私が普段使用している方法です。
マスキングテープを貼った上にシワなしピットを塗って密着力を上げています。
わざわざマスキングテープを貼る理由は上にも書きましたが掃除の手間を無くすためです。
ベッドが凸凹になってきたらマスキングテープを剥がしてしまいます。こうすれば常にベッドが綺麗な状態で使えるので水拭きする手間を省くことができます。
テープとピットを両方使うのがコスト的に無駄かもしれませんが、作業効率優先でこうしています。

その他

他にもベッドへの密着に関してヘアースプレーを使う方法などもあります。

一度試してみましたがスプレーという特性上ベッド以外にも飛んでしまうので使用していません。ベッドを外して別個に塗布する必要がありそうです。

プリント後におススメなアイテム

印刷物がしっかり密着していると今度は剥がすのに苦労するかもしれません。そんな時にアイテムのご紹介です。

ニトムズ テープはがしカッター

最初の内は3Dプリンター付属のスクレーパーを使っていました。

ただ、付属のスクレーパーは刃厚があるため造形物とベッドの間に刃がうまく入り込めないんです。

その為無理をして剥がすことになりベッドやマスキングテープに傷を付けてしまったりと良いことがありませんでした。

ネット上でテープはがしカッターが良いというのを見つけて購入してみたところ抜群に使いやすかったです。

刃厚が薄くしなりがあるので造形物とベッドに間に簡単に刃が入り、マスキングテープを傷つける事もなく剥がせます。

フィラメントの保守におススメなアイテム

ドライボックス

フィラメントは思っているより吸湿しやすい印象です。

開封したフィラメントをそのまま放置すると使い物にならなくなる可能性が高くなります。

フィラメントによっては保存用の袋が付属している事もあってこれはこれで便利です。でも付属していない物もある訳で結局何か必要になってきます。

そこでドライボックスの出番です。

ホームセンターで購入できる衣装ボックスなどを利用して作っている方もいらっしゃいます。

私の場合は完璧に湿気を押さえたかったのもあって市販のドライボックスを購入しました。

ドライボックスを改造して直接フィラメントを送り出せるようにしてあるので、吸湿を押さえつつそのまま印刷も出来てとても便利です。

必要になるかもしれないアイテム

フィラメントドライヤー

フィラメントは吸湿します。しかも購入時に既に吸湿してしまっているものもあったりします。印刷中にパチパチ音が聞こえたら残念ながら吸湿してしまっています。

ドライボックスでは吸湿は防げてもフィラメント内の水分は取り除けず、ある程度の温度を掛けてフィラメントから水分を追い出す必要があります。

専用のフィラメントドライヤーも販売されていますし、フードドライヤーを利用する方法もあります。

どちらもやっている事は同じで温風を利用してフィラメントの水分を飛ばします。

ちなみに私は安価なフードドライヤーを利用して乾燥させています。

まとめ

いかがでしたか、今回はプリントをしていると十中八九必要になってくると思われるものを私の経験からご紹介しました。

ベッドへの密着具合に関しては使用している3Dプリンターのベッドの素材(ガラスなど)によっても変わりますし、フィラメントによっては何の対策も必要なく定着するものもあります。

ただ、色々なメーカーのフィラメントを試すならきっと必要になるアイテムたちになると思います。

スポンサーリンク
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次