8ビットマイコン ATMEL AVR

マイコンを使って何か作ろうという時、最初の壁はマイコン選びかと思います。

電子工作で使えるマイコンは色々なメーカーから発売されていますからご自分に合う物を見つける必要があります。

機能面から選択肢がない場合は仕方ありませんが、自由に選択出来るなら出来るだけ使いやすいマイコンを選びたいですよね。

ATMELのAVRは比較的ネット上に情報もあり、個人的には扱いやすいマイコンかと思います。

目次
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ATMEL AVRとは?

RISCベースの8ビットマイコンである

ほとんどの命令は1サイクル1クロックで行います。その為、低クロック時でも高いパフォーマンスを期待できます。

PICは1サイクル4クロックですので、同一周波数なら単純にPICの4倍の速度で動けることになります。

フラッシュメモリ内蔵

プログラム保持に外部ROMを必要とせず、直接マイコン内に書き込みます。

EEPROM内蔵

一部を除いてほとんどのAVRにはEEPROMが内蔵されています。

この部分に設定等を書き込んでおけば電源を切っても保持されるので便利です。

汎用レジスタが32本

レジスタ本数が多いお陰で演算時メモリから読み込む回数を減らせ結果的に高速化を実現できます。

プログラムの書き込み

パラレルプログラミングモードとシリアルプログラミングモードの2種類が使えます。

パラレルモードでは12Vという高電圧が必要になる為、専らシリアルプログラミングであるISP(In-System Programming)モードが使われます。

ATMEL AVRの種類は?

全て載せきれませんのでメジャー所をご紹介します。

・90Sシリーズ
90S1200
90S2313
90S8515
90S8535
90S4433

・Megaシリーズ
Mega161
Mega162
Mega8515
Mega163
Mega323
Mega8
Mega16
Mega32
Mega48/88/168

・Tinyシリーズ
tiny4/5/8/10
tiny11/12
tiny13
tiny15
tiny24/44/84
tiny25/45/85

現在は90SシリーズはMegaシリーズへと受け継がれていてMegaシリーズになる地点で大容量化や機能拡張が施されています。

Tinyシリーズは多機能・省電力・低電力に対応し、少ピン数の物も出ています。

規模の大きいプログラムでピン数が沢山必要ならMegaシリーズを、電池駆動や実装スペースに制限がある場合はTinyシリーズという感じで使い分けが良いかもしれません。

特にTiny4等は6ピン仕様でとても小さく場所を取りませんがメモリ容量が512バイトと小さい為場合によってはアセンブラでプログラムする必要があるかもしれません。

まとめ

AVRに関しては私自身がメインで使っている事もあり、大変使いやすいと感じています。

各ペリフェラルの使い方も比較的理解しやすいと思います。

Arduinoでも使われているマイコンですし、いずれArduinoも触ってみようと考えているならAVRはおススメかもしれません。

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