電子工作に必須のはんだごて選び

電子工作を始めたいけど、はんだごてって沢山あって何を選べば良いか分からないですよね。

選択肢が多いのはうれしいですが、目移りしてしまいますね。

それぞれメリットデメリットがあるので、全部揃えましょう!と言いたいところですがまずは取っ掛かりの1本を手に入れないければ始まりません。

ここではどんな種類があって使い方でどのはんだごてが向いているのか見ていきましょう。

目次
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はんだごてって意外と多い

最近のはんだごては実に種類が多いです。発熱方式の違いもそうですが電源もコンセント以外からも取れるコテが出てきています。

・ニクロムヒーター

40年ほど前にははんだごてと言えばこのニクロムヒータータイプでした。

熱量が大きく板金用にとても大きなサイズもあります。

ただ、このタイプは温まるまでに数分の時間が掛かるためこまめに電源の入り切りをするには少しストレスが溜まるかもしれません。

価格自体が安く100均で見かけるのも基本的にこのタイプになります。

・セラミックヒーター

電子工作で一番ポピュラーなのはセラミックヒーター式ではないでしょうか。

温まるまでの時間が非常に早く、構造上小型の物も多くあります。

また温度応答性が良い為、調温式も沢山販売されています。

はんだごて自体に温度設定が付いている物や、調温部とコテが別になっているステーション式のもの等好みで選ぶことができます。

魅力は小型なのに加え、設定した温度へすぐに達してくれるのでこまめにオフしてもストレスがありません。

・電池式

小型で持ち運びに便利。そして電池式ですので電池自体の入手もしやすいです。

単3電池仕様ではアルカリ、ニッケル水素等の2次電池も使え5~6Wの出力があります。

ワット数で見ると少し低めな感じですが、電子部品の半田付け程度なら問題なく使えます。

板金や太い配線のはんだ付けには若干力不足かもしれません。

一番のメリットは電池式故にケーブルがありませんので、取り回しが良い事です。

・ガス式

電池式同様、小型で携帯性に優れています。

ガス式ですので専用のガスボンベを購入して、はんだごてに注入して使います。

熱量の調整はガスの噴出量を加減して行います。

ガス式だんだごては熱量も高い為、電池式に比べて使用用途の幅は広いです。

ただ、可燃ガスを使いますから取り扱いは他のはんだごてより慎重に行う必要があります。

・USBポート接続式

USB端子から給電するタイプのはんだごてです。もちろんモバイルバッテリーからも給電できます。

熱量としてはモバイルバッテリーを使用すると電池式より若干パワーがあるようです。

お手軽度で言えばPCのUSBポートからも給電できる便利さは魅力があります。

電子工作向けのワット数は?

一般的な電子部品のはんだづけをするのであれば30Wのはんだごてで大抵は賄えます。

太い線材や板等をはんだづけする必要がある場合は、別途ワット数の高いこてを購入するか、調温式のこてを購入するのが良いでしょう。

結局どのタイプが良いのか

・がっつり電子工作を始めたい

もうおススメはセラミックヒータータイプですね。

出来れば調温出来るコテかちょっと高いですがステーションタイプが良いです。

調温出来れば電子部品の半田付けから太い線の半田付けまでオールマイティにこなせます。


・一時的に必要になった

今後盛んに使うか分からないという方は、ニクロムヒータータイプが安くておススメです。

100均でも買えてしまいますから30Wを1本購入すれば問題ないでしょう。


・家でも使うけど学校等でも使いたい

場所を選ばない使い方でしたら電池式かUSB給電式になります。

ガス式も候補にしたいですが、ガスが切れたら使えなくなってしまいますから電源の確保を考えると電池式かUSB給電式が無難でしょう。

もちろん、熱量が必要なはんだ付けもするのでしたらニクロムヒータータイプも持っておくと便利でしょう。

まとめ

今後バリバリ電子工作をするならセラミックヒータータイプがおススメです。

コテ先が交換出来るものが多いので用途に合わせて使う事ができます。

これがあればはんだ付け作業はほぼこなせますから、その後必要に応じて他のこてを買い足していくのが良いのではないでしょうか。

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